TCPIPクライアント
生成可能 保護あり
概要
TCPでデータを送受信するための種類です。TCPサーバへ接続するクライアント機能が用意されています。
作成する方法
【名前】というTCPIPクライアントを作る
手順
【自分】を切断する
接続先との通信を終了します
【自分】を【ホスト名】へ接続する
指定したホスト名への接続を開始します
【自分】から【バイトデータ】を、バイナリ形式で送受信する:バイナリデータ
接続先へバイナリ形式でデータを送信して、その応答メッセージを受信します。
結果としてデータを送信した直後に接続先から受け取ったメッセージを表します
【自分】から【バイトデータ】を、バイナリ形式で送信する
接続先へバイナリ形式でデータを送信します
【自分】に、バイナリ形式で受信させる:文字列
接続先からバイナリ形式でデータを送信します
【自分】から【送信内容:文字列】を送受信する:文字列
接続先へテキスト形式でデータを送信して、その応答メッセージを受信します。
結果としてデータを送信した直後に接続先から受け取ったメッセージを表します
【自分】から【送信内容:文字列】を送信する
接続先へテキスト形式でデータを送信します
【自分】に受信させる:文字列
接続先からデータを受信して、テキスト形式で表します。この手順は「受信した」時のイベント手順が処理されるまでにTCPIPクライアントが受信したデータを取得できます
【自分】に受信開始する
接続先からデータの受信を開始します。この手順を実行すると「受信した」時のイベント手順が起きるようになります。
この手順は、TCPIPサーバの「受信した」時の手順のイベント情報の「クライアント」で取得したTCPIPクライアントのみで有効で、通常は「接続する」手順が実行されると、すぐに受信が開始されます。
設定項目
設定項目 | 型 | 説明 | |
---|---|---|---|
ポート番号 | 整数 | ◎ | 接続先のサーバのポート番号 |
文字コード | 文字コード | ◎ | テキスト形式で送受信するときに使用する文字コード |
送信バッファサイズ | 整数 | ◎ | 送信に使用するバッファサイズ(既定値は8192) |
送信タイムアウト時間 | 整数 | ◎ | 送信に失敗したと判断するタイムアウト時間(単位:ミリ秒) 0は無期限 |
受信バッファサイズ | 整数 | ◎ | 受信に使用するバッファサイズ(既定値は8192) |
受信タイムアウト時間 | 整数 | ◎ | 受信に失敗したと判断するタイムアウト時間(単位:ミリ秒) 0は無期限 |
相手先アドレス | 文字列 | □ | 相手先のIPアドレスを表します |
相手先ポート | 整数 | □ | 相手先のポート番号を表します |
自己アドレス | 文字列 | □ | 自分のIPアドレスを表します |
自己ポート | 整数 | □ | 自分のポート番号を表します |
接続中 | 真偽値 | □ | クライアントが接続状態であるかどうか |
実行される手順
手順名 | 説明 | 情報 |
---|---|---|
受信した | 相手側からメッセージを受け取ったときに実行されます | あり |
サンプルコード
特定のTCPポートにメッセージを送信する
ポート5000番で待機しているサーバへ接続して、メッセージを送ります。
クライアントというTCPIPクライアントを作る クライアントの使用ポート番号は、5000 クライアントを「localhost」へ接続する クライアントから「こんにちは[改行]さようなら」を送信する クライアントを切断する
このサンプルは「TCPIPサーバ」種類のサンプルコードを実行したままで実行します。ここではサーバとクライアントが同じパソコンであることを前提にしています。サーバが別のパソコンのときは「接続する」手順で指定するホスト名に、そのパソコンのIPアドレスを指定するかコンピュータ名に「\\」を付けたものを指定してください。
またその際にサーバ側ファイヤウォールの設定でTCPIPポート5000番を受け取れるようにする必要があります。